古墳の価値を未来に―野中古墳出土品の3D計測プロジェクト―
小さな古墳の大きな発掘
大阪大学が 1964年に発掘調査を行った野中古墳(藤井寺市)は、ユネスコ世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成要素の1つです。百舌鳥・古市古墳群というと、大きさで日本のトップ3を独占する巨大な古墳ばかりが注目されがちです。しかし、野中古墳は一辺約 40mの小さな墳丘にもかかわらず、多数の武具などが納められていました。その出土品は、この古墳群を造営した当時のヤマト政権の政治戦略や社会構造などを解き明かす上で、きわめて重要なてがかりです。
このホームページでは、百舌鳥・古市古墳群がどのような遺産なのか、野中古墳の価値はどこにあるのかを発信していきます。